神様、僕に妹を下さい
裏話 3(2004年)
「ただ・・な」
やっぱり続きがありますか。そうでしょうね。そうでしょうとも。甘んじて聞きますよ
作者、ゴクンと唾を飲んだ
「人を散々泣かしたり、苦しめたりしておきながら、晶と『両想い』になったら『はい。終わり』っていうのは、納得いかないだろ」
「へ・・・?」
皇紀は人差し指で私の顔をテーブルの中心まで来るように合図し、自分もテーブルの中心まで顔を近づけた。顔と顔の間、約10cm
「オレ、両想いになってから、晶とまともに向き合ってキスもしてないんだぜ」
「は?でも、あんた達、2回キスしているでしょ」
「あんなの、キスの内に入るのかよ。あの時は、2人とも両思いだと思っていないわけだし」
確かに・・・晶との初キスは、皇紀が寝ぼけてした事だし、2回目にしたって、晶が一方的にしたものだ
まさか・・皇紀の不満・・て
「あんたもしかして、晶とラブラブな所を私が書かずに終わるから不満だと?」
「あぁ、そうだよ。人を散々酷い目に合わせておいて、それはないだろ」
は・・・なるほど。あなたの不満は確かに分かります
「けどね皇紀、この物語は書き始める時点から、あなたと晶が両想いになる時点で終わろうと思っていたの。ある意味、作者的にそれが目的だったというか・・・」
熱しやすく、冷めやすい作者としては、ここまでやり遂げようという目印がほしかった
「だから、その目標に到達出来て、満足しているんだ。それに・・基本的にラブラブな表現は苦手なの」
あんたたちのキスシーンだけでも、どんなに苦労したか。それ以上の事を書けと言われたら、1日中悩んでないと駄目じゃないの
「苦手って・・それだけの理由で・・」
「ま、そんな所です。至らない作者でごめんね」
「・・・」
ホントはね・・書こうかなって思った時もあったんだけどね・・作者は小悪魔なので、幸せから一気に奈落に落とすのが好きだから・・・また泣かせちゃいそうな気がするんだ。だからごめんね皇紀
心の中で、謝りつつ・・・
「・・で?」
「え?」
「もう一つあるんだろ用件が。早く言えよ」
皇紀は、長い脚を組みなおし、淡々と言った
やっぱり続きがありますか。そうでしょうね。そうでしょうとも。甘んじて聞きますよ
作者、ゴクンと唾を飲んだ
「人を散々泣かしたり、苦しめたりしておきながら、晶と『両想い』になったら『はい。終わり』っていうのは、納得いかないだろ」
「へ・・・?」
皇紀は人差し指で私の顔をテーブルの中心まで来るように合図し、自分もテーブルの中心まで顔を近づけた。顔と顔の間、約10cm
「オレ、両想いになってから、晶とまともに向き合ってキスもしてないんだぜ」
「は?でも、あんた達、2回キスしているでしょ」
「あんなの、キスの内に入るのかよ。あの時は、2人とも両思いだと思っていないわけだし」
確かに・・・晶との初キスは、皇紀が寝ぼけてした事だし、2回目にしたって、晶が一方的にしたものだ
まさか・・皇紀の不満・・て
「あんたもしかして、晶とラブラブな所を私が書かずに終わるから不満だと?」
「あぁ、そうだよ。人を散々酷い目に合わせておいて、それはないだろ」
は・・・なるほど。あなたの不満は確かに分かります
「けどね皇紀、この物語は書き始める時点から、あなたと晶が両想いになる時点で終わろうと思っていたの。ある意味、作者的にそれが目的だったというか・・・」
熱しやすく、冷めやすい作者としては、ここまでやり遂げようという目印がほしかった
「だから、その目標に到達出来て、満足しているんだ。それに・・基本的にラブラブな表現は苦手なの」
あんたたちのキスシーンだけでも、どんなに苦労したか。それ以上の事を書けと言われたら、1日中悩んでないと駄目じゃないの
「苦手って・・それだけの理由で・・」
「ま、そんな所です。至らない作者でごめんね」
「・・・」
ホントはね・・書こうかなって思った時もあったんだけどね・・作者は小悪魔なので、幸せから一気に奈落に落とすのが好きだから・・・また泣かせちゃいそうな気がするんだ。だからごめんね皇紀
心の中で、謝りつつ・・・
「・・で?」
「え?」
「もう一つあるんだろ用件が。早く言えよ」
皇紀は、長い脚を組みなおし、淡々と言った