神様、僕に妹を下さい
Act.077 サイド皇紀(こうき)
洋食趣向の母さんにしては、サバの味噌煮を作るなんてめずらしいな
しかし・・こんなに大量に作ったはいいが、誰が食べるんだろう?
「これは・・?」
今度は大皿の上に山盛りの白い物体を見つけた
と・・豆腐だよ・・な?
豆腐一丁を四等分に四角く切った物で、表面に薄く衣が付いているが、原型を維持しているものがほとんどない
新種の食べ物なのか?
恐らく、新製品好きの母さんが買ってきたものだろう。触らない方がいいな
「あら、皇ちゃん帰ってきてたの」
ふぁぁぁぁlとあくびをしながら、母さんが台所に入ってきた
「ただいま。悪い、起こしてしまった?」
「違うわ。それより聞いて頂戴。晶ちゃんたら響さんの事どう思っているのかしら?今日だってね」
母さんは息次ぐ暇もなく話始めた
晶が狩野の事をどう思っているか知らないし、聞きたくもない
まだ、聞ける余裕がオレにはない
「母さん、オレ疲れているんだけど・・」
「今日は早く帰ってきたと思ったら、皇ちゃんの料理を作り始めるし、兄妹が仲がいいのは良い事だけど、付き合い始めが肝心でしょ。そう思わない?皇ちゃん」
「オレ・・の?何?」
まさか、味噌煮を作ったのは、晶?
「あれ、母さんが作ったんじゃないの?」
「お母さん、青味のお魚嫌いだもの作るはずないじゃない。それより、自分の彼より兄の方を優先する晶ちゃんなんだけど・・」
晶、オレの好物知っていて、作ってくれたなんて
すげぇ、マジうれしい
「皇ちゃん、何がおかしいの!?」
「いや、まぁ、別に、その、なんだ」
自分で何を言っているんだ?
今日、嫌な事ばかりあったせいか、晶の存在が余計にうれしい
とすると、大皿に盛られてあるあの白い物体も・・
「母さん、あの大皿の食べ物?も晶が作ったのか?」
「そうよ。皇ちゃんの好きな揚げ出し豆腐」
「あっ揚げ出し!?」
新種の食べ物かと思っていた
大皿に盛られた、揚げ出し豆腐?を見る
どの角度から見ても、豆腐には見えない。しかもあんな大量に
晶の奴、密かにまだ怒っていって、遠巻きに嫌がらせをしようと考えているのか?
たとえそうだとしても、オレが謹んで受けるのには間違いないけどな
しかし・・こんなに大量に作ったはいいが、誰が食べるんだろう?
「これは・・?」
今度は大皿の上に山盛りの白い物体を見つけた
と・・豆腐だよ・・な?
豆腐一丁を四等分に四角く切った物で、表面に薄く衣が付いているが、原型を維持しているものがほとんどない
新種の食べ物なのか?
恐らく、新製品好きの母さんが買ってきたものだろう。触らない方がいいな
「あら、皇ちゃん帰ってきてたの」
ふぁぁぁぁlとあくびをしながら、母さんが台所に入ってきた
「ただいま。悪い、起こしてしまった?」
「違うわ。それより聞いて頂戴。晶ちゃんたら響さんの事どう思っているのかしら?今日だってね」
母さんは息次ぐ暇もなく話始めた
晶が狩野の事をどう思っているか知らないし、聞きたくもない
まだ、聞ける余裕がオレにはない
「母さん、オレ疲れているんだけど・・」
「今日は早く帰ってきたと思ったら、皇ちゃんの料理を作り始めるし、兄妹が仲がいいのは良い事だけど、付き合い始めが肝心でしょ。そう思わない?皇ちゃん」
「オレ・・の?何?」
まさか、味噌煮を作ったのは、晶?
「あれ、母さんが作ったんじゃないの?」
「お母さん、青味のお魚嫌いだもの作るはずないじゃない。それより、自分の彼より兄の方を優先する晶ちゃんなんだけど・・」
晶、オレの好物知っていて、作ってくれたなんて
すげぇ、マジうれしい
「皇ちゃん、何がおかしいの!?」
「いや、まぁ、別に、その、なんだ」
自分で何を言っているんだ?
今日、嫌な事ばかりあったせいか、晶の存在が余計にうれしい
とすると、大皿に盛られてあるあの白い物体も・・
「母さん、あの大皿の食べ物?も晶が作ったのか?」
「そうよ。皇ちゃんの好きな揚げ出し豆腐」
「あっ揚げ出し!?」
新種の食べ物かと思っていた
大皿に盛られた、揚げ出し豆腐?を見る
どの角度から見ても、豆腐には見えない。しかもあんな大量に
晶の奴、密かにまだ怒っていって、遠巻きに嫌がらせをしようと考えているのか?
たとえそうだとしても、オレが謹んで受けるのには間違いないけどな