午後8時頃、夕食を終えて早めのお風呂に入って、リビングに戻る。



私は、Tシャツに短パン、髪が濡れているのでタオルを首からさげて、完全にくつろぎモードだった。



久々にビールでも飲もうかな、と思ってキッチンへ向かった。



すると、ふとテーブルに置いてあった携帯を見ると、チカチカしているのが目に入った。



【不在着信あり】



リュウくんの携帯番号だった。



とりあえず冷蔵庫から缶ビールを出して、ぐいっと一口飲んでからリビングに戻る。



ソファに寝転がって、思いっきり伸びをした。



「あー気持ちいい!」



誰もいないのに声に出して言ってみたりして、私はすっかり開放的な気分に酔っていた。



寝転んだまま携帯の着信履歴を眺め、にやにやする。



ミオちゃんがいないとさみしいよー、とか言ったりして。



なんて勝手な妄想をしながら、リュウくんに電話をかけた。





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