声
まさか自分が心配されていたとは。
別にさみしくなんてなかったけれど、その気持ちはうれしかったりして。
でも、それがリュウくん発信ではなかったのが残念。
黙りこくっているリュウくんに、
「ごはん、何食べたの」
と聞いた。
『しょうが焼き』
彼の好物だ。
「へぇ、よかったね」
『うん。ミオちゃんは何食べたの』
リュウくんの声が明るくなった。
「鍋焼きうどん」
『えー、こんなに暑いのにー』
「クーラーきいてるから平気だもーん」
あはは、と電話の向こうでリュウくんが笑っている。
別にさみしくなんてなかったけれど、その気持ちはうれしかったりして。
でも、それがリュウくん発信ではなかったのが残念。
黙りこくっているリュウくんに、
「ごはん、何食べたの」
と聞いた。
『しょうが焼き』
彼の好物だ。
「へぇ、よかったね」
『うん。ミオちゃんは何食べたの』
リュウくんの声が明るくなった。
「鍋焼きうどん」
『えー、こんなに暑いのにー』
「クーラーきいてるから平気だもーん」
あはは、と電話の向こうでリュウくんが笑っている。