声
「あー気持ちいい!」
と北岡さんが大の字になって寝転んだ。
いつも身だしなみとか立ち居振る舞いに気を配っている人が、珍しい。
会社の北岡ファンの女の子たちが見たら、
「ダラけた北岡さんも素敵ー!」
とか言って、キャーキャー騒ぐのかな。
…いや。
そもそも北岡さんが、ファンの子たちにこんな姿を見せるはずない、か。
それを思うと、私ってもしかして役得?
私はじーっと、北岡さんの気持ち良さそうな顔を見つめた。
すると、それに気づいた北岡さんが顔をこちらに向けた。
「…ん?なに」
「あ、なんでもないです。気持ち良さそうだなーって」
「あーもう、サイコー」
…うん、たしかにかっこいいけど、やっぱり私の好みじゃないや。
と北岡さんが大の字になって寝転んだ。
いつも身だしなみとか立ち居振る舞いに気を配っている人が、珍しい。
会社の北岡ファンの女の子たちが見たら、
「ダラけた北岡さんも素敵ー!」
とか言って、キャーキャー騒ぐのかな。
…いや。
そもそも北岡さんが、ファンの子たちにこんな姿を見せるはずない、か。
それを思うと、私ってもしかして役得?
私はじーっと、北岡さんの気持ち良さそうな顔を見つめた。
すると、それに気づいた北岡さんが顔をこちらに向けた。
「…ん?なに」
「あ、なんでもないです。気持ち良さそうだなーって」
「あーもう、サイコー」
…うん、たしかにかっこいいけど、やっぱり私の好みじゃないや。