声
それからヒロさんは、他の同僚と同じ歳とは思えないほど童顔で、細くて小さい。
でもなんていうのか、気風がいいというのか、裏表がなく明るいので、話していてスッキリ気持ちがいい。
「プリン、本当はミオちゃんが食べたかったんだろー」
からかい半分にそう言われて、焦った。
「えっやだ、違いますよ!」
「いーっていーって、大丈夫、うまいの買って来たからさ」
もう!
本当に違うのに!
…そりゃあ、少しは食べたいけどさ。
ふてくされる私を見て、ヒロさんは、けけけと笑って病室のドアを開けた。
でもなんていうのか、気風がいいというのか、裏表がなく明るいので、話していてスッキリ気持ちがいい。
「プリン、本当はミオちゃんが食べたかったんだろー」
からかい半分にそう言われて、焦った。
「えっやだ、違いますよ!」
「いーっていーって、大丈夫、うまいの買って来たからさ」
もう!
本当に違うのに!
…そりゃあ、少しは食べたいけどさ。
ふてくされる私を見て、ヒロさんは、けけけと笑って病室のドアを開けた。