あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
「え?」
琳斗なら「当たり前だろ」とかそんなことを言ってくると思ってたのに…。
「俺達がすごいんじゃなくて親がすごいんだ。お前は…」
その続きはなぜか言いたくなさそうにしている琳斗。
そんな琳斗に美琴は続けた。
「優星は幸希を変えたんだよ!」
「え?…僕が……?」
幸希先輩を……変えた?
「きっと優星に会わなきゃあんなに楽しそうに笑わなかったと思うよ」
「いつも死にそうな目をしてたからな。それが今じゃキラキラと輝いてる」
「っ……」
本当に僕が幸希先輩を変えたのか?
だって僕は…僕に会う前の幸希先輩のことを何一つ…知らない。
死にそうな目をしてたけど今は…僕が……僕といるからキラキラと輝いてるの?
「あいつを変えたお前はすげぇ奴だよ」
なぜかその言葉は…この2人に認められた。
そんな気がした。
どうしてそう感じたのかはわからないけど。
それでも…。
「っく……」
押さえきれずに嗚咽が出る中、僕は必死に涙を止めようとしていた。
琳斗なら「当たり前だろ」とかそんなことを言ってくると思ってたのに…。
「俺達がすごいんじゃなくて親がすごいんだ。お前は…」
その続きはなぜか言いたくなさそうにしている琳斗。
そんな琳斗に美琴は続けた。
「優星は幸希を変えたんだよ!」
「え?…僕が……?」
幸希先輩を……変えた?
「きっと優星に会わなきゃあんなに楽しそうに笑わなかったと思うよ」
「いつも死にそうな目をしてたからな。それが今じゃキラキラと輝いてる」
「っ……」
本当に僕が幸希先輩を変えたのか?
だって僕は…僕に会う前の幸希先輩のことを何一つ…知らない。
死にそうな目をしてたけど今は…僕が……僕といるからキラキラと輝いてるの?
「あいつを変えたお前はすげぇ奴だよ」
なぜかその言葉は…この2人に認められた。
そんな気がした。
どうしてそう感じたのかはわからないけど。
それでも…。
「っく……」
押さえきれずに嗚咽が出る中、僕は必死に涙を止めようとしていた。