あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
もし、あの時…幸希先輩に会わなかったら僕は……あの橋で死んでいた。
一緒にいるうちに僕は幸希先輩お陰で変われた。
でも…それは、僕だけじゃなかったんだ……。
幸希先輩も僕に出会って変わったんだ…っ。
きっとお互い……いい方に……。
「ありがとう……っ」
幸希先輩にあと何回ありがとうを伝えればいいのだろう。
他にも伝えたいことがたくさんあるって言ったら幸希先輩はどんな顔をするのかな?
ねぇ、幸希先輩。
僕は貴方に出会えて本当によかった。
そして僕は──。
「早く泣きやめよ。採寸できないだろ」
「ティッシュどうぞ〜」
「あ、ありがと……」
──僕は幸希先輩。貴方のことが世界で1番、大好きです。
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