あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
優しいな……。
「幸希先輩に早く会いたくて…」
そう僕が言うと幸希先輩は優しくほ笑んで僕の頭を撫でた。
「私はここにいるよ」
「はい、僕も幸希先輩のそばにいます!」
そう言ったら驚いた顔をしていたけどすぐに笑ってくれた。
「じゃあ行こうか!」
「はい!!」
僕は幸希先輩の隣に並んで歩いた。

数時間後には解散した。
残すお店も2つか……。
制覇したら隣町にでも行くのかな?
幸希先輩と一緒ならきっと楽しい。
プレゼントも決まったし。
早く幸希先輩の誕生日にならないかな。
僕は幸希先輩が誕生日プレゼントでくれたマグカップを見つめた。
その日に……告白、しようかな。
なんてね。
明日の準備しないと!

そしてその日から3日後。
「ついに全部制覇しましたね!」
「うん!付き合ってくれてありがとね優星」
嬉しそうにしている幸希先輩を見て僕も嬉しくなった。
こんなにはしゃいでる幸希先輩見たの久しぶりかも……。
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