あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした

記憶 幸希side


私は君に手紙を書くことした。
後悔しないように。
一つ一つ丁寧に。
君が望んでいた事も私は包み隠さず書くよ。
そしたらさ…君は受け入れてくれるのかな?
読み終えたあとも君は…笑っているのかな?


──────────────────

葉山優星様へ

こうやって私が君に手紙を書くのは最初で最後!

そしてこれを読んでるってことは…そういうことかな?

だからね、私は手紙で君が知りたがってたことを包み隠さずここに記す。

時間かかると思うからね!

──────────────────


笑っていても笑っていなくてもいい。
ただ…君に知っていて欲しいだけ。
私があの雨の日…橋で君に出会った時のことを……。
< 122 / 179 >

この作品をシェア

pagetop