あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
あやの先輩は少しヤンチャなところがあるがそれがなければきっとさぞかしモテているのだろう。
なぜならあやの先輩は容姿端麗で肌が白く、髪だって綺麗に手入れされているサラサラなロングヘアは黒色に近い紺色だ。
ヤンチャだが痩せていて抱きしめたら壊れてしまいそうなくらいだ。
それに匂いだって……。
「行こ、優星」
彼女は僕の前をフワッと通り過ぎると同時にシャンプーなのか?
とてもいい匂いがした。
「今日はどこ行くんですか?」
「んっと今日は……猫カフェ行こ!」
とても楽しそうにしているあやの先輩。
あやの先輩は出会ったあの日からいつも笑っていた。

「今日もありがとね〜!はい、これ」
昨日と同じで茶封筒に入っているお金を渡される。
僕はそれを受け取り鞄の中にしまう。
「今日は途中まで歩いて帰ろ」
「わかりました」
あやの先輩は電車通学で僕は学校か歩いて10分くらいのとこだ。
それに気を使ってなのか。
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