あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
そう笑って言った。
あやの先輩は下を向いて言う。
「そう…なんだね!優しいね、その2人」
「はい、そうなんです!僕よりきっと僕のことをわかってますよ!」
僕は前を見ていて気づかなかった──。
「……うん、すごいねっ」
──あやの先輩が今にも泣き出してしまいそうだったことに…気づかなかったんだ。
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