あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
それよりも…。
「はーい、じゃあまた後でねー!」
そう言って電話を切るとあやの先輩はグッと親指を立てた。
やってやったぞ!みたいな感じでそれはそれで可愛かったけど……。
それよりも……!
「なんで父と連絡先交換してるんですか!?僕でさえ交換してないのに!」
僕はそこまで言うと下を向き歯を食いしばる。
僕の方が先にあやの先輩と仲良くなったのに……。
僕の胸の辺りに黒いモヤモヤがある感覚…。
僕の方があやの先輩のこと知ってるのに…っ!
なんと言っていいのか分からない感情が僕にまとわりつく。
こんな感情…僕は知らないっ!!
苦しくて…たまらなかった。
「うーん、義信パパに何かあった時とか連絡するためか?それに優星とは何気に毎日会ってたからね…。次会う約束とかもその日にしてたからうっかり忘れてたよ。いつも会えることが嬉しかったからさ。会う前には必ず言おう言おう!って思ってるんだけど…今日も忘れちゃってたよ」
「はーい、じゃあまた後でねー!」
そう言って電話を切るとあやの先輩はグッと親指を立てた。
やってやったぞ!みたいな感じでそれはそれで可愛かったけど……。
それよりも……!
「なんで父と連絡先交換してるんですか!?僕でさえ交換してないのに!」
僕はそこまで言うと下を向き歯を食いしばる。
僕の方が先にあやの先輩と仲良くなったのに……。
僕の胸の辺りに黒いモヤモヤがある感覚…。
僕の方があやの先輩のこと知ってるのに…っ!
なんと言っていいのか分からない感情が僕にまとわりつく。
こんな感情…僕は知らないっ!!
苦しくて…たまらなかった。
「うーん、義信パパに何かあった時とか連絡するためか?それに優星とは何気に毎日会ってたからね…。次会う約束とかもその日にしてたからうっかり忘れてたよ。いつも会えることが嬉しかったからさ。会う前には必ず言おう言おう!って思ってるんだけど…今日も忘れちゃってたよ」