あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
こんな話聞いても彼女はつまらないだろう。
なんか今死ぬのもな…。
「そうなんだ。じゃあさ…私と遊んでよ」
「は?」
突然彼女はそう言った。
街頭を背にした彼女はゆっくりとフードを取った。
「私と学校終わりお買い物したり食事に付き合ってよ。お金払うからさ!」
ニカッと嬉しそうに笑う彼女に僕の頭は追いつかなかった。
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