あの雨の日、橋から飛び降りようとしたのを助けてくれたのは"君"でした
喉に通らない食事会
「予約していた綾野です」
幸希先輩は受付の店員さんにそういうと店員さんはぺこりと綺麗なお辞儀をした。
「いらっしゃいませ、綾野様。こちらのお席になります」
と店員さんは僕たちを席へとご案内してくれた。
僕は席に案内される途中、ずっと辺りをキョロキョロと見回していた。
幸希先輩とは高級レストランは2回ほど来たことはあるけどここはまた豪華なとこだな…。
内装は全体白で作られていて、天井は高くて証明はクリスタルで作られているシャンデリアがあった。
窓の方を見ると辺り一面には大きな湖がある。
とても綺麗な眺めだ。
そしてその窓や出入口などいくつものところに観葉植物が置いてある。
すごく凝ってるな…。
「じゃあこのコースを人数分お願い」
「かしこまりました」
幸希先輩は慣れているのか、メニューを見ずに注文していた。
何頼んだのかな?
好き嫌いとかはないし、幸希先輩のおすすめとかって僕は結構好きなんだよな。