LOVE STRAWBERRY★SHORT

「それは!」

答えなんか待たないで、俺は弁当に手を伸ばした。

「ダメ〜!」

伸ばしてきたあいつの手を握って、もう一つ摘む。

「うまいじゃん」

「え」

「なんで俺ん中入れてくんなかったの」

「だって…」

「……さっきは、ごめん」

俺は素直に謝った。

今にも大泣きしそうなあいつの顔を、俺もまともには見れなかったけど…。


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