LOVE STRAWBERRY★SHORT
しばらく話して静かに電話を切った。
プツと切れる音。
なんだか物悲しい。
あたしはふっと息をついて、自分の部屋に戻る。
ベットの横のライトだけつけ、あたしは寝転んだ。
『逢いたい…』
胸の中に湧き出てくる言葉。
『逢いたい』
『逢いたい』
まるで鈴の音のごとく、鳴り続ける。
本当はあなたに逢うために…
あたしは帰ってきたのよ。
胸を、ぎゅうと握りしめた。