LOVE STRAWBERRY★SHORT
「生…」
「なに?」
ドキドキしていた心臓が、ゆったりになっていく。
生の声に、落ち着いてくる。
相変わらずかっこいい生に胸はきゅんとなるんだけど。
「上京したって聞いてたんだけど」
「うん、ちょっと前に帰ってきたの」
「そっか」
「生は…ここで仕事してるの?」
「いや、隣の街。住んでるのもそこなんだ」
1人?
それとも恋人と?
下らないことが頭をかすめる。