可愛いのは、僕じゃない
何かマズイことした...............かな?
真弥の声に違和感を覚えた私は。
慌てて真弥を追いかけた。
「──────!」
「──────っ、」
お店より少し離れたところで、
さっきのお客様と話しをする真弥の姿。
その頬は少し赤く染まっているように見える。
今日の真弥はいつもと違う。
なぜか、直感でそう思った...............
先読みして起きてたり、女の子にもモテたり。
ううん、女の子だけじゃない。
あの真弥は...............男の子にも。
もっ、モテてたり............するって。
私、〝真弥に負けてること〟多すぎない!?
売り上げだけじゃなくって、
そんなところまで、私は負けてるんだ.........っ、