可愛いのは、僕じゃない
【04.】可愛いのは、僕じゃない



真弥が帰ってから数時間。



「はぁぁぁーーーーー、」



もうすぐ、深夜0時を回ろうとしているのに。



真弥のことばっかり考えて、眠れないまま。



そして.....................



外は、ザーザーと雨が降っている。



「真弥っ、」



ふいに真弥の名前を呼んだ瞬間だった......



ブツンッと音がして、部屋の明かりが消えた。



「ひっ、」



私は〝真っ暗〟じゃ怖くって無理。



だから............いつも豆電球にしてるのに。



いきなり暗くなるなんて...............っ‼︎



明かりを............明かりをつけなくっちゃ。


< 16 / 24 >

この作品をシェア

pagetop