可愛いのは、僕じゃない
「っ、まだ、怖い?」
真弥の問いかけに、
私は、コクリと頷いた。
「大丈夫、僕はここにいるから」
安心する真弥の声。
あぁ、可愛い可愛い真弥なのに。
今日は、少しだけ〝男の子〟な気がする.........
「真弥、アルバム見ない?」
「アルバム?」
「そっ、昔のアルバムっ‼︎」
真弥にアルバムを見ようと提案した私は、
すぐに、戸棚から昔のアルバムを取り出した。
アルバムを開くと真弥は...............
「...............昔のアルバムとか、」
「ん?なにか言った?」
何かを呟いたようだけど、
それは、私の耳には届かなくって。