可愛いのは、僕じゃない
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真弥の部屋を離れると、
私は、すぐにお店に向かった。
パッケージに、
〝大福もちだ〟と書かれた商品が綺麗にズラリと並んでいる。
ここは、〝大福もちだ〟
私、持田きなりの住む家で、
1階がお店になっている場所で。
美味しい美味しい、
大福やおまんじゅう、串団子を売るお店。
私のパパと、ママが、
美味しいお菓子を作る職人さんで。
学校が休みの日は、
私も...............そして、時々真弥も手伝っている。
「あっ、きなりっ‼︎
真弥くん、起こしてきてくれた?」
「あっ、うん。.........てか、自分で起きてた」
私だけじゃなくって、
私の家族からも信頼が厚い真弥。