可愛いのは、僕じゃない
「おばさん、おはようございますっ!」
ウキウキしてるママに、
正面から優しく声をかける真弥。
「あっ、真弥くん。今日も宜しくねっ‼︎」
「はいっ、お願いしますっ!」
..................朝から笑顔全開の真弥。
さすが、売り上げNo.1だ。
うぅ、私も負けてられないのにっ‼︎
なんで、いつも負けちゃうんだろう.........?
そんなことを考えていると...............
「あっ、きなり」
ママとの会話を終えて、
いつの間にか、私に近寄ってきた真弥。
「なっ、なに?」
真剣な瞳に見つめられて、
思わずゴクリと唾を飲んだ。
「笑顔は、可愛くだよっ‼︎」
めちゃくちゃとびきり可愛い笑顔で、
私に偉そうにアドバイスしてきた真弥。
うぅ、憎めない..................
だって、
手伝ってくれる可愛いキミがいれば最高っ‼︎
なんだから..................