私の光
「よっ」

「しゅん〜疲れた」

親のせいで疲れた
ギュッとしゅんに抱きつく

「よしよし,仕事だろ?着替えてきたら?」

何故かしゅんの前では幼くなってしまう

「分かった…着替える…あ…服、屋敷に置いてきた」

「知ってた,これ持ってきたから」

紺色の生地に金と紫の薔薇の刺繍が施されてる風呂敷

うちの組織は薔薇の色で部隊を分けてる

攻撃部隊,私の部隊は金と紫の薔薇が2つ絡み合ってる

衛生部隊は血みたいに真っ赤な大きな薔薇

情報部隊は青色の薔薇

この薔薇の色は幹部が決めていいから,私は好きな色2つにした

風呂敷を広げたらいつもの服が

隣の部屋に入ってドアを閉めた

いつも通り服を着て,長いリボンと風呂敷だけもってしゅんのいる部屋に入った

「しゅん,結んで」

「はいはい後ろ向け,あと風呂敷いらないからって俺に押し付けるな」

「しゅんが持ってきたもん」

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