悪役令嬢は友人の恋の行方が気になる
ことし20歳になる王太子は、黒髪、黒眼の美丈夫らしい。公務も卒なくこなし、騎士団長と同じくらいの剣の腕前で、人望も篤かった。
ステファニーは会った事はないが、友人が「とても素敵で優しい方だったのよ。」とうっとりした表情で教えてくれた。
友人は王宮府で働く家族に会いに行く際に王宮府内で迷い、親切に道案内をしてくれたのが王太子だったそうだ。
その話を聞いてから数ヶ月は経つが、きっとまだ彼女は彼に憧れているはずだ。あの時の2人だけのお茶会を思い出し、今晩の舞踏会の事を思うと眉間に皺がよる。
ステファニーは会った事はないが、友人が「とても素敵で優しい方だったのよ。」とうっとりした表情で教えてくれた。
友人は王宮府で働く家族に会いに行く際に王宮府内で迷い、親切に道案内をしてくれたのが王太子だったそうだ。
その話を聞いてから数ヶ月は経つが、きっとまだ彼女は彼に憧れているはずだ。あの時の2人だけのお茶会を思い出し、今晩の舞踏会の事を思うと眉間に皺がよる。