the ALMIGHTY
(何故僕の名前を!?)



そんな考えは近づく老人に掻き消された。


「動くな!止まれ!!止まらないと撃ちますよ!」

少尉が銃をかまえ直す。









「止めるんじゃぁぁぁ!!!」









どすっ










鈍い音ともに、激痛が少尉の背中に走る。

「糞が」

少尉が悪態をついて後ろに目を向けると、

老人の後ろにいたはずの男の子が手に刃物を持って立っている。


「早く、出ていけ!!」

男の子が今にも泣きそうな顔で叫ぶ。


(これだから、機械は!!!)
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