the ALMIGHTY
男の子は、じっと倒れた老人を見ていた。





「うわぁぁぁ!!!」





男の子は、少尉に向かって発砲した。


弾は、少尉の肩をかすめた。

少尉の頭に、ある言葉がよぎる。



『無傷が1番だが、しがかない時は………アンドロイドだ、反撃してかまわん。』




少尉は、反射的に男の子に3発ほど発砲した。




男の子は暗がりにうなだれた。










「ハハハハ、馬鹿な事をしたな少尉殿!」





倒れた老人の方から声がする。


近づいて見てみると、老人が発した言葉の様だが声がより若く聞こえる。




「どういう事だ!」


銃をかまえ少尉が尋ねる。


倒れたままの老人は、ゆっくりと口を開く……。
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