こじらせイケメン葉澄くんの愛が重い!
〇翌朝。
昨夜はソファで座ったまま葉澄と話しているうちに眠くなってしまい、お互い寄り添い合うようにして眠ってしまったのだった。
背もたれに寄りかかっていた潤はずるっとバランスを崩して目が覚める。
潤「んっ」
いつの間にかブランケットまでかけられている。
そして隣にいたはずの葉澄はいない。
葉澄「……あ、ごめん。起こしちゃった?」
葉澄がリビングに戻ってくる。既に着替え終わっていた。
すでに身支度を終えている葉澄を見て、寝起きのぼさぼさ姿を恥ずかしく思う潤。
時計は八時だ。
潤「は、早いね! 御門くん!」
葉澄「ん……、ごめん。実は今日、昼から仕事があって」
潤「え゛⁉ そうだったんだ。ごめんっ、それなのに泊まってもらっちゃって……」
葉澄「平気。カノジョのピンチだし、当然」
彼女、という単語にかーっと赤くなる潤。
葉澄「そういえば、ゆうべ捕まったみたいだよ」
葉澄が見せてくれたスマホには『A市、連続空き巣犯逮捕』のニュース記事。
潤「ほんとだ。良かった……」
葉澄「俺も良かった。佐々木さんを家に一人に残しちゃうの心配だったし」
潤「ご、ごめんね、ほんと……。ありがと。お昼にはお母さんも帰ってくるし、もう大丈夫!」
潤は葉澄を窺う。
潤「御門くん、もう行っちゃうの? 朝ごはんとか……」
食べて行ってもらっても良かったのに、と慌てる潤。
「二食も悪いからいいよ」と葉澄は笑う。
葉澄「もし何かあったら連絡して。すぐに来るから」
潤「うん」
葉澄「じゃあ、行ってきます」
潤「行ってらっしゃい!」
満面の笑みで見送る潤。
潤モノローグ(なんだか信じられないな。御門くんと付き合うなんて――)
昨夜はソファで座ったまま葉澄と話しているうちに眠くなってしまい、お互い寄り添い合うようにして眠ってしまったのだった。
背もたれに寄りかかっていた潤はずるっとバランスを崩して目が覚める。
潤「んっ」
いつの間にかブランケットまでかけられている。
そして隣にいたはずの葉澄はいない。
葉澄「……あ、ごめん。起こしちゃった?」
葉澄がリビングに戻ってくる。既に着替え終わっていた。
すでに身支度を終えている葉澄を見て、寝起きのぼさぼさ姿を恥ずかしく思う潤。
時計は八時だ。
潤「は、早いね! 御門くん!」
葉澄「ん……、ごめん。実は今日、昼から仕事があって」
潤「え゛⁉ そうだったんだ。ごめんっ、それなのに泊まってもらっちゃって……」
葉澄「平気。カノジョのピンチだし、当然」
彼女、という単語にかーっと赤くなる潤。
葉澄「そういえば、ゆうべ捕まったみたいだよ」
葉澄が見せてくれたスマホには『A市、連続空き巣犯逮捕』のニュース記事。
潤「ほんとだ。良かった……」
葉澄「俺も良かった。佐々木さんを家に一人に残しちゃうの心配だったし」
潤「ご、ごめんね、ほんと……。ありがと。お昼にはお母さんも帰ってくるし、もう大丈夫!」
潤は葉澄を窺う。
潤「御門くん、もう行っちゃうの? 朝ごはんとか……」
食べて行ってもらっても良かったのに、と慌てる潤。
「二食も悪いからいいよ」と葉澄は笑う。
葉澄「もし何かあったら連絡して。すぐに来るから」
潤「うん」
葉澄「じゃあ、行ってきます」
潤「行ってらっしゃい!」
満面の笑みで見送る潤。
潤モノローグ(なんだか信じられないな。御門くんと付き合うなんて――)