こじらせイケメン葉澄くんの愛が重い!
第8話 佐々木さんと波乱の球技大会①
○球技大会当日。グラウンドで円陣を組む2-A。
皆が張り切る中、潤だけは寝不足でテンションが低い。
クラスメイト「よおおし、優勝目指すわよ!」
クラスメイト「おー!」
潤「おー……」
そこへ、ハチマキを手に走って来る葉澄(遅刻)。
陽キャ山田「御門ぉ~! ギリギリじゃねえか!」ぷんぷん
葉澄「ごめん」
クールに謝る葉澄。潤を見て嬉しそうに笑顔になる。
満面の笑みで「おはよう」と言ってくれるが……。
潤「おは……」
後輩女子「キャーッ! 御門先輩カッコイイ~ッ!」
潤の背後で、(大きめの)小声で興奮して囁き合う女の子たち。
他にも遠巻きに葉澄を見ている女子生徒たちがたくさんいる。
「カッコイイ!」「見た?」「キスシーンが……」
映画のPVを見た子たちが大勢いる様子。
潤の頭の中には葉澄のキスシーンが蘇り、笑顔が強張ってしまう。
キャーキャー騒がれるのは慣れている葉澄。
女子生徒達には目もくれず、潤の元へ一直線。
葉澄「昨日はごめん、返事遅くなって……」
潤「あ、ううん! 気にしないで」
葉澄は潤に手を伸ばす。
変な位置におくれ毛があり、直そうとしてくれたのだが……。
潤「!」
潤は身を引いてその手から逃れてしまう。
慌てて取り繕うように笑った。
潤「ご、ごめん」
潤「あ! わたし、委員会の準備に行かないと! ね、田中くん!」
田中と一緒に葉澄の前から逃走。
葉澄は置いていかれて切なそうな顔で潤を見送る。
皆が張り切る中、潤だけは寝不足でテンションが低い。
クラスメイト「よおおし、優勝目指すわよ!」
クラスメイト「おー!」
潤「おー……」
そこへ、ハチマキを手に走って来る葉澄(遅刻)。
陽キャ山田「御門ぉ~! ギリギリじゃねえか!」ぷんぷん
葉澄「ごめん」
クールに謝る葉澄。潤を見て嬉しそうに笑顔になる。
満面の笑みで「おはよう」と言ってくれるが……。
潤「おは……」
後輩女子「キャーッ! 御門先輩カッコイイ~ッ!」
潤の背後で、(大きめの)小声で興奮して囁き合う女の子たち。
他にも遠巻きに葉澄を見ている女子生徒たちがたくさんいる。
「カッコイイ!」「見た?」「キスシーンが……」
映画のPVを見た子たちが大勢いる様子。
潤の頭の中には葉澄のキスシーンが蘇り、笑顔が強張ってしまう。
キャーキャー騒がれるのは慣れている葉澄。
女子生徒達には目もくれず、潤の元へ一直線。
葉澄「昨日はごめん、返事遅くなって……」
潤「あ、ううん! 気にしないで」
葉澄は潤に手を伸ばす。
変な位置におくれ毛があり、直そうとしてくれたのだが……。
潤「!」
潤は身を引いてその手から逃れてしまう。
慌てて取り繕うように笑った。
潤「ご、ごめん」
潤「あ! わたし、委員会の準備に行かないと! ね、田中くん!」
田中と一緒に葉澄の前から逃走。
葉澄は置いていかれて切なそうな顔で潤を見送る。