こじらせイケメン葉澄くんの愛が重い!
○女子の部。3-B vs 2-C。得点係をする潤。
 点数は2-Cの方がリード。

2-Cギャル「うちら、先輩だからって手加減しないんで!」
2-Cギャル「下剋上なんで!」
3-Bお蝶夫人「お黙り、小娘!」
3-B取り巻き「調子に乗っているのもそこまでよ!」

 白熱している試合。
(※上記セリフ・キャラなど一例です。この通りじゃなくてOKです)

 その向こうでは2-A男子が試合をしており、活躍している葉澄の姿が見えるが……。

蒼「……ちゃん、潤ちゃん!」
潤「はっ!」
蒼「そっち、得点入ったよ」
潤「あ、ご、ごめん!」

 ぼうっとして得点を入れ損ねていた潤。
 元気がない様子の潤を気にする蒼。

蒼「潤ちゃん、元気ないけどどうしたの?」
潤「え、そんなことないよ! ごめんね、ただぼーっとしちゃっただけ」
蒼「そう? 具合悪いとかじゃないならいいけど……」
生徒「危ない!」
蒼「!」

 ボールが潤めがけて飛んでくる。
 咄嗟に蒼が潤を抱きしめて庇う。ボールは当たらなかったが二人は転倒。

潤「蒼くん!」
蒼「いたた……、潤ちゃん大丈夫?」
潤「ご、ごめんっ! 保健室……!」

 潤が蒼の身体を支えながらが出ていく様子を見ている葉澄。
 駆け寄りたいが試合中のためコートから出られずに見送る羽目に……。
 そんな葉澄の様子を見ている美織。


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