幸せを受け止めて~騎士団長は月夜に淑女をさらう~
「ご夫人さえよろしければ、王城にも一部卸してもらえないだろうか。」
「えぇっ!お城にですか?」
「はい。私も毎日朝食に牛乳を飲むのですが、今飲んでいる牛乳よりもはるかにあなたの牛乳が美味しい。もちろん適正な価格で買取らせていただく。」
「もったいない申し出です。」
「ご了承いただけるのであれば、後日厨房の管理をするものを遣わそう。正式に契約が結ばれれば、王家御用達として王家の紋章を軒先に掲げていただいて構わない。」
「もったいないお申し出、ありがとうございます!」
王家御用達というのは最高の宣伝である。
感激のあまり涙を流す夫人をギュンターは温かい目で見ていた。
「おいしい~。何杯でも飲めそうだわ。良かったらお代わりいただけますか?」
突然横からそんな声がするのでギュンターは驚く。
声の主はクララだった。
クララは牛乳が大の苦手で全く飲めないはずなのに、美味しいだと??
「クララ、これ何か分かって飲んでる?」
「私もびっくりです。牛乳なんて一生飲めないと思ってたのに、これはぐいぐい飲めるんです。」
「えぇっ!お城にですか?」
「はい。私も毎日朝食に牛乳を飲むのですが、今飲んでいる牛乳よりもはるかにあなたの牛乳が美味しい。もちろん適正な価格で買取らせていただく。」
「もったいない申し出です。」
「ご了承いただけるのであれば、後日厨房の管理をするものを遣わそう。正式に契約が結ばれれば、王家御用達として王家の紋章を軒先に掲げていただいて構わない。」
「もったいないお申し出、ありがとうございます!」
王家御用達というのは最高の宣伝である。
感激のあまり涙を流す夫人をギュンターは温かい目で見ていた。
「おいしい~。何杯でも飲めそうだわ。良かったらお代わりいただけますか?」
突然横からそんな声がするのでギュンターは驚く。
声の主はクララだった。
クララは牛乳が大の苦手で全く飲めないはずなのに、美味しいだと??
「クララ、これ何か分かって飲んでる?」
「私もびっくりです。牛乳なんて一生飲めないと思ってたのに、これはぐいぐい飲めるんです。」