幸せを受け止めて~騎士団長は月夜に淑女をさらう~
そのやりとりを聞いていた女性がニコニコして会話に加わる。
「あらあら、それはもしかしてかもしれないですよ。今まで嫌いだったものが急に好きになるというのは、よくあるサインの1つです。」
その言葉を聞いたギュンターとクララは思わず顔を見合わせる。
「そういえば・・・今月はちょっと遅れてるかも。」
まだ病院できちんと診察を受けたわけではないのに、ギュンターも興奮が抑えられない。
「まぁ、もしかしたらもしかするとね。おめでたい報告が待ち遠しいわ。」
王妃もニコニコしている。
遠乗りをした翌日、
ギュンターとクララは朝一番で医師の診察を受けた。
結果は見事、懐妊。
2人とも、やっと我が子がお腹に来てくれたことに感無量だった。
初めての妊娠はクララにとっても不安だらけだったに違いないが、
特に大きなトラブルもなく順調に妊娠期間を過ごした。
そして冬が過ぎ、春を迎えた頃。
ギュンターとクララの間には元気な男の子エーリヒが誕生した。
そしてその1か月後には国王夫妻に第1子となる王女エリザベートが誕生することになる。
エーリヒとエリザベートは仲の良い幼馴染として一緒に成長し、
やがてエーリヒはエリザベート王女の護衛騎士として活躍するようになるのだが、
それはまだまだ先の物語。
「あらあら、それはもしかしてかもしれないですよ。今まで嫌いだったものが急に好きになるというのは、よくあるサインの1つです。」
その言葉を聞いたギュンターとクララは思わず顔を見合わせる。
「そういえば・・・今月はちょっと遅れてるかも。」
まだ病院できちんと診察を受けたわけではないのに、ギュンターも興奮が抑えられない。
「まぁ、もしかしたらもしかするとね。おめでたい報告が待ち遠しいわ。」
王妃もニコニコしている。
遠乗りをした翌日、
ギュンターとクララは朝一番で医師の診察を受けた。
結果は見事、懐妊。
2人とも、やっと我が子がお腹に来てくれたことに感無量だった。
初めての妊娠はクララにとっても不安だらけだったに違いないが、
特に大きなトラブルもなく順調に妊娠期間を過ごした。
そして冬が過ぎ、春を迎えた頃。
ギュンターとクララの間には元気な男の子エーリヒが誕生した。
そしてその1か月後には国王夫妻に第1子となる王女エリザベートが誕生することになる。
エーリヒとエリザベートは仲の良い幼馴染として一緒に成長し、
やがてエーリヒはエリザベート王女の護衛騎士として活躍するようになるのだが、
それはまだまだ先の物語。