捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました2
魔物の討伐はロザリアを守ることになるから問題ない。ついでだが皇太子と商会長も魔物から遠ざけるくらいはしてやる。これもすべてロザリアの望みを叶えるためだ。
だが、それも限度がある。
「ロザリアさん、この調子なら多分三日くらいで見つけられると思うぞ」
「……三日ですか、もう少し早く見つけたいですね……」
「急ぐことはありません。ロザリア様の安全が第一ですから」
「はあ……ありがとうございます」
三日だと? 三日間も日中はロザリアと話もできないのか? レッドベリルの匂いがわかれば、俺でも探せそうだが残念なことに扱ったことがない。
ロザリアもこの状況にうんざりしていることだし、もっと早く見つかるようにフォローすべきだな。
「クリフ商会長、周囲の魔物を事前に片付ければ、もう少し早く見つけられますか?」
「あー、そうだな……この山の一番の難関は出現する魔物が強いことにあるからな。魔物が出ないとわかっていれば、すぐにでも探し出せる」
「承知しました。ロザリア様、少しおそばを離れますがよろしいでしょうか?」
「え? もしかして……?」
だが、それも限度がある。
「ロザリアさん、この調子なら多分三日くらいで見つけられると思うぞ」
「……三日ですか、もう少し早く見つけたいですね……」
「急ぐことはありません。ロザリア様の安全が第一ですから」
「はあ……ありがとうございます」
三日だと? 三日間も日中はロザリアと話もできないのか? レッドベリルの匂いがわかれば、俺でも探せそうだが残念なことに扱ったことがない。
ロザリアもこの状況にうんざりしていることだし、もっと早く見つかるようにフォローすべきだな。
「クリフ商会長、周囲の魔物を事前に片付ければ、もう少し早く見つけられますか?」
「あー、そうだな……この山の一番の難関は出現する魔物が強いことにあるからな。魔物が出ないとわかっていれば、すぐにでも探し出せる」
「承知しました。ロザリア様、少しおそばを離れますがよろしいでしょうか?」
「え? もしかして……?」