捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました2
高級ホテルのスイートルームにそぐわない笑顔で、アレスがじりじりと距離を詰めてくる。獲物を狙う目は私を捉えて離さない。
ソファーにあっけなく押し倒され、アレスの彫刻のような美貌が眼前に迫っている。
「そんなっ……! 今だって見えないところにたくさん花びらが散っているのに、これ以上増やすの!?」
「見えないから意味がないと気が付いた」
どうしよう。このままアレスに身を委ねたら、明日の建国記念パーティーでドレスが着れなくなるわ!
せめて恥ずかしくないような場所にしてもらえないかしら!? というか、この流れで明日の朝から動けるかも心配よね!?
「わっ……わかったから! アレス、おねが——」
「ロザリア。愛してる」
その言葉に私が弱いとわかっていて、アレスはこういうタイミングで言ってくるのだ。
「……私も、愛してる」
そしてやっぱり断れなくてそのまま散々愛を注がれ、アレスが満足するまで赤い花びらの跡をつけられた。
ソファーにあっけなく押し倒され、アレスの彫刻のような美貌が眼前に迫っている。
「そんなっ……! 今だって見えないところにたくさん花びらが散っているのに、これ以上増やすの!?」
「見えないから意味がないと気が付いた」
どうしよう。このままアレスに身を委ねたら、明日の建国記念パーティーでドレスが着れなくなるわ!
せめて恥ずかしくないような場所にしてもらえないかしら!? というか、この流れで明日の朝から動けるかも心配よね!?
「わっ……わかったから! アレス、おねが——」
「ロザリア。愛してる」
その言葉に私が弱いとわかっていて、アレスはこういうタイミングで言ってくるのだ。
「……私も、愛してる」
そしてやっぱり断れなくてそのまま散々愛を注がれ、アレスが満足するまで赤い花びらの跡をつけられた。