捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました2
そうだった。帝国での風習を真似て、互いの瞳の色の指輪をつけていたのだ。この指輪があれば私とアレスが夫婦だと、帝国の民は理解してくれる。どこかホッとして素材の話を切り出した。
「それで……私たちが探している素材なのですが、アクアクォーツ、イーグルアイ、レッドベリルです。こちらにありますか?」
「そんなレアもんばっかり、いったいなにに使うんだ?」
そう言いながらも、ゴソゴソとカウンターの後ろの棚に手を入れている。
「魔道具の開発をしているのですが、この三種と後は相性を見ながら他にもあれば購入したいと考えています」
「ああ、なるほどな。それならこれも見ていけ」
店主が持ってきたのは、アクアクォーツと少し変わった魔石だった。
「まずは、これがお探しのアクアクォーツだ。こっちはファントムクォーツと言ってな、このふたつを組み合わせると効果が強くなる」
「これは……すごくグレードの高い物ですね! ファントムクォーツは初めて見ます。産地はどこなのですか?」
「さすがわかってるな。アクアクォーツは特級品だ。ファントムクォーツの産地は獣人の国ファステリアだ」
「それで……私たちが探している素材なのですが、アクアクォーツ、イーグルアイ、レッドベリルです。こちらにありますか?」
「そんなレアもんばっかり、いったいなにに使うんだ?」
そう言いながらも、ゴソゴソとカウンターの後ろの棚に手を入れている。
「魔道具の開発をしているのですが、この三種と後は相性を見ながら他にもあれば購入したいと考えています」
「ああ、なるほどな。それならこれも見ていけ」
店主が持ってきたのは、アクアクォーツと少し変わった魔石だった。
「まずは、これがお探しのアクアクォーツだ。こっちはファントムクォーツと言ってな、このふたつを組み合わせると効果が強くなる」
「これは……すごくグレードの高い物ですね! ファントムクォーツは初めて見ます。産地はどこなのですか?」
「さすがわかってるな。アクアクォーツは特級品だ。ファントムクォーツの産地は獣人の国ファステリアだ」