捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました2
ここでアレスがしれっと愛情表現を入れてくる。店主に言った『愛しい妻』という言葉が嬉しくもあり恥ずかしくもあり、私の顔が赤くなっているのを無視して次の質問に移った。
「それで、もうひとつのレッドベリルはどちらにありますか?」
「あー、レッドベリルはさっき話した獣人の国ファステリアで採掘されるが、これは単純に希少なもんだから帝国まで出回ることがほとんどねえんだ。ファステリアのでっかい商会じゃねえと、難しいかもしれんなあ」
「ファステリア王国ですね……わかりました。なんとかしてみます。いろいろと教えていただきありがとうございました」
「いいって! あんたらが欲しいもんは取り寄せてやるから、いつでも言いな」
店主はそう笑いながら言ってくれた。
他にも効果増幅のおすすめの素材を購入して、一緒に包んでもらう。そして私とアレスは次の目的地、グラシア領を目指して素材屋を後にした。
「それで、もうひとつのレッドベリルはどちらにありますか?」
「あー、レッドベリルはさっき話した獣人の国ファステリアで採掘されるが、これは単純に希少なもんだから帝国まで出回ることがほとんどねえんだ。ファステリアのでっかい商会じゃねえと、難しいかもしれんなあ」
「ファステリア王国ですね……わかりました。なんとかしてみます。いろいろと教えていただきありがとうございました」
「いいって! あんたらが欲しいもんは取り寄せてやるから、いつでも言いな」
店主はそう笑いながら言ってくれた。
他にも効果増幅のおすすめの素材を購入して、一緒に包んでもらう。そして私とアレスは次の目的地、グラシア領を目指して素材屋を後にした。