夕日みたいな君と,時間を忘れて手を繋ぐ。
ねぇ,君には聞こえた?
突然入った私に驚いて,あってはいるけど,侵入者かと驚いた春陽くんの声。
男でも大人でも無い,知らない中高生の女が突然現れて,余程驚いたんだろうね。
目を真ん丸にして
『は? え? なに?!?』
って。
ちょっぴり申し訳なかったな。
ね,堤くん。
数日前にようやく初めて知った,あの男の子の名前の半分。
君はきっと困ってしまうから…
これは君には絶対に言えないことだけど。
寂しくて,寂しくて,泣きたいのに,泣けなくて。
そんな感情と眠気に目蓋を押されながら,とぼとぼとみっともない姿勢で歩いていた私は,あの日。
ぼんやりとした光りの中に,突然現れたように見えた君を見て。
運命と,喜びを感じたんだよ。
だから,どうしても放っておけなくて,つい声をかけちゃった。
それでね,話を強引に聞き出すうちに,思ったの。
君の星になるって,あの言葉は嘘じゃない。
君に私の全部をあげようと思った。
だから,君の心が泣き出したあの夜も必死に考えたよ。
君が出来るだけ早く,最も幸せになれる方法を。
びっくりさせちゃうかなって,思う気持ちもあったけど。
リスクを考えると,その大きさにとても怖くなったけど。
これはきっと,命すら賭けられる私だから,私だけに出来ることだから。
だけどやっぱり怖いみたい。
だからちゃんと,そこに居てね。
突然入った私に驚いて,あってはいるけど,侵入者かと驚いた春陽くんの声。
男でも大人でも無い,知らない中高生の女が突然現れて,余程驚いたんだろうね。
目を真ん丸にして
『は? え? なに?!?』
って。
ちょっぴり申し訳なかったな。
ね,堤くん。
数日前にようやく初めて知った,あの男の子の名前の半分。
君はきっと困ってしまうから…
これは君には絶対に言えないことだけど。
寂しくて,寂しくて,泣きたいのに,泣けなくて。
そんな感情と眠気に目蓋を押されながら,とぼとぼとみっともない姿勢で歩いていた私は,あの日。
ぼんやりとした光りの中に,突然現れたように見えた君を見て。
運命と,喜びを感じたんだよ。
だから,どうしても放っておけなくて,つい声をかけちゃった。
それでね,話を強引に聞き出すうちに,思ったの。
君の星になるって,あの言葉は嘘じゃない。
君に私の全部をあげようと思った。
だから,君の心が泣き出したあの夜も必死に考えたよ。
君が出来るだけ早く,最も幸せになれる方法を。
びっくりさせちゃうかなって,思う気持ちもあったけど。
リスクを考えると,その大きさにとても怖くなったけど。
これはきっと,命すら賭けられる私だから,私だけに出来ることだから。
だけどやっぱり怖いみたい。
だからちゃんと,そこに居てね。