転生公爵令嬢のイチオシ!
「ッ!ライル殿下ッ!」
《また勇者ストライブ様の足が止まりました!さぁ!続いての立ちはだかる敵!特別ゲストは留学生のライル・ジャンドル殿下です!》
《ライル殿下もキリッとした瞳が知的、そして麗しく、ファンが急増中ですね!》
《ふたりで競い障害物をクリアしてください!》
「ライル殿下まで何をされているのですか!はぁ、はぁ…」
「これも勉強の為だよ!」
「そうですか…」
「で、どうだった?私の恋のスパイスの効き目は?メリアーナ姫に気づいてもらえた?」
「ッ!やはり!私達に絡んでいたのはワザとでしたね!」
「レイには借りを返さなくちゃね!」
「まったく!…そうでしたか、フフ」
「私がふたりに何かを言うたびに、メリアーナ姫がレイの背中にぴったり隠れてて役得だったでしょ?」
「…まぁ、そうですね」
「でも姫は本当に鈍いよね。ここまでとはね」
「そこが可愛いんですよ」
「よく我慢できるね、レイ」
「私の想いが届いたら、全力で愛しますよ」
「フフフ、怖いね!」
《何やら美男子同士の相談事でしょうか?気になりますね!》
《そろそろ準備はいいですか?ではスタート!》
何をふたりでお話していたのかしら?
でも笑っていたわ。
次の障害物は高さの違う跳び箱が並んでいる!
結構な高さがあるけど、大丈夫かな?
ハラハラするわ!!
《勢いをつけて両者最初の跳び箱はクリア!》
《そして次も!まだ余裕がありそうです!》
すごい!
《おっと!ライル殿下は最後の跳び箱はクリアならず!》
《勇者ストライブ様は…あっ!素晴らしい!クリアです!》
レイ様ーーー!!
すごいわ!格好良かった!!
そして、ゴール地点にたどり着いて問題を取り出した。
息を整えながらレイ様が問題の用紙を見ているレイ様。
「!!」
すると、パッと横から里英ちゃんが取り上げた!
《実況席からこちらに移動しました!》
《何々?なんと!ボーナス問題を引き当てましたね!》
…?
どんな問題??
嫌な予感しかしない問題だわ!
《メリアーナ姫が大切にしているものはどれ?》
《三択です!!》
《Aストライブ様から贈られた独占欲塊のドレスと髪飾り!》
《Bストライブ様から贈られた愛のメッセージカード!》
《Cどちらも!》
「……C」
レイ様が私を見て答える。
そうであって欲しいと思っているような瞳で…。
《大・正・解です!!》
正解だけど!!
もー!恥ずかしいよ!
また顔が真っ赤になる。
『キャー!』とオーディエンスも盛り上がった!
《また勇者ストライブ様の足が止まりました!さぁ!続いての立ちはだかる敵!特別ゲストは留学生のライル・ジャンドル殿下です!》
《ライル殿下もキリッとした瞳が知的、そして麗しく、ファンが急増中ですね!》
《ふたりで競い障害物をクリアしてください!》
「ライル殿下まで何をされているのですか!はぁ、はぁ…」
「これも勉強の為だよ!」
「そうですか…」
「で、どうだった?私の恋のスパイスの効き目は?メリアーナ姫に気づいてもらえた?」
「ッ!やはり!私達に絡んでいたのはワザとでしたね!」
「レイには借りを返さなくちゃね!」
「まったく!…そうでしたか、フフ」
「私がふたりに何かを言うたびに、メリアーナ姫がレイの背中にぴったり隠れてて役得だったでしょ?」
「…まぁ、そうですね」
「でも姫は本当に鈍いよね。ここまでとはね」
「そこが可愛いんですよ」
「よく我慢できるね、レイ」
「私の想いが届いたら、全力で愛しますよ」
「フフフ、怖いね!」
《何やら美男子同士の相談事でしょうか?気になりますね!》
《そろそろ準備はいいですか?ではスタート!》
何をふたりでお話していたのかしら?
でも笑っていたわ。
次の障害物は高さの違う跳び箱が並んでいる!
結構な高さがあるけど、大丈夫かな?
ハラハラするわ!!
《勢いをつけて両者最初の跳び箱はクリア!》
《そして次も!まだ余裕がありそうです!》
すごい!
《おっと!ライル殿下は最後の跳び箱はクリアならず!》
《勇者ストライブ様は…あっ!素晴らしい!クリアです!》
レイ様ーーー!!
すごいわ!格好良かった!!
そして、ゴール地点にたどり着いて問題を取り出した。
息を整えながらレイ様が問題の用紙を見ているレイ様。
「!!」
すると、パッと横から里英ちゃんが取り上げた!
《実況席からこちらに移動しました!》
《何々?なんと!ボーナス問題を引き当てましたね!》
…?
どんな問題??
嫌な予感しかしない問題だわ!
《メリアーナ姫が大切にしているものはどれ?》
《三択です!!》
《Aストライブ様から贈られた独占欲塊のドレスと髪飾り!》
《Bストライブ様から贈られた愛のメッセージカード!》
《Cどちらも!》
「……C」
レイ様が私を見て答える。
そうであって欲しいと思っているような瞳で…。
《大・正・解です!!》
正解だけど!!
もー!恥ずかしいよ!
また顔が真っ赤になる。
『キャー!』とオーディエンスも盛り上がった!