涙が枯れるまで

ピ、ピピッピ、ピピッ
ベットしかない小さな部屋に鳴り響く使い古している目覚まし時計

「もう朝か、、」

なんていつも思っているけど
児童養護施設にいる私には必要最低限のお金しか渡されない。


そのお金の中で目覚まし時計を買うことは今年大学受験生の私には赤本すら買うことを諦めることになる。

そう考えると目覚まし時計なんて贅沢

普通の生活なんて私とは縁のない言葉だ
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