涙が枯れるまで
ゆっくりと小さなベットから体を起こし
狭い部屋の僅かな段差にかけてある制服のハンガーを手に取り慣れた手つきで制服に着替えた
着替えて部屋から出た
同じタイミングで隣の部屋の扉が開き
「朱雨姉ちゃんの目覚まし時計の音私の部屋にも聞こえるんだけどぉー、もぉー」
短い髪の毛が寝ぐせのせいか色んな方向に向いている
「そー言ってレナは私の目覚まし時計に本当は助かってるでしょ??」
レナは図星なのかその言葉にニヤニヤしている