婚約破棄された王太子を慰めたら、業務命令のふりした溺愛が始まりました。2
第六章 腹黒夫の溺愛
26話 夫の愛が容赦ない
「後日改めて新体制について議論の場を設ける。それまでは今まで通り運用せよ。それでは今日の国議は以上で終了とする」
フィル様のこの宣言で、まさかの国王交代劇が繰り広げられた国議はようやく終わり、断罪された貴族たちや国王は近衛騎士によって退場していった。
会議室では貴族たちがいくつかのグループを作り、今日の国議や情報交換、これからのことについて話を続けている。フィル様は幻獣たちに姿を消すように言うと、私のもとへ駆け寄った。
「ラティ。驚かせてごめんね」
「はい、本当に、本当〜〜〜〜に驚きました」
「ははっ、またこの顔が見られて嬉しいな。この後は明日まで予定を入れてないんだ。ラティも妃教育は休みにしてあるから、ゆっくり話そうか」
「ええ、ぜひお願いします!」
フィル様のこの宣言で、まさかの国王交代劇が繰り広げられた国議はようやく終わり、断罪された貴族たちや国王は近衛騎士によって退場していった。
会議室では貴族たちがいくつかのグループを作り、今日の国議や情報交換、これからのことについて話を続けている。フィル様は幻獣たちに姿を消すように言うと、私のもとへ駆け寄った。
「ラティ。驚かせてごめんね」
「はい、本当に、本当〜〜〜〜に驚きました」
「ははっ、またこの顔が見られて嬉しいな。この後は明日まで予定を入れてないんだ。ラティも妃教育は休みにしてあるから、ゆっくり話そうか」
「ええ、ぜひお願いします!」