【短】最強のあたしが3番目に強い男に恋をした

あたしの腕を掴んで引っ張っていく三下に、やる気のない悲鳴を上げつつ、公園の中に連れ込んでくれるのを待つ。


こいつ1人くらい簡単に逃げれるけど、一度成敗しとかないと他の女が被害に遭う。

もう二度と舐めた真似ができないように、痛い目に遭わせてやらないとな。


人目につくのを恐れたのか、公園の茂みの中に入っていく三下の後ろで笑って、あたしは掴まれた腕を自分の方に引っ張った。




「んなっ!?」


「女子に手を上げるクズは~、お仕置きでーす♡」


バキッ

ボコッ

ドカッ

ドスッ


「ふぅ~、気持ちいい~!」




久しぶりに体を動かすと爽快だな。

裏でクズ野郎を成敗するのもいいかもしれない。


そんな風にぐっと伸びをしていたあたしは、背後からガサッと音がしたのを聞いてピタリと固まった。
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