【短】最強のあたしが3番目に強い男に恋をした
****
Side:定森風吹
バイクの爆音を響かせながら学校の前に現れたのは、特攻服を着た最強の暴走族、神龍。
優里はやつらに駆け寄って、総長のバイクに乗った。
「優里!」
俺の声は優里に届かず、神龍は俺に敵対心を向けて去って行った。
“最強の不良”を迎えに来たのが神龍。
それは、“両者は犬猿の仲”という噂を否定する事実。
でも、噂が間違っていたことなんてどうでもいい。
その日以来、学校に姿を現さなくなった優里の居場所を、唯一知っている可能性があるのが、神龍の総長。
そのこと以外は、全部どうでもよかった。
もう一度、優里と話さないと。
俺は、もう姿を偽らなくていいと……俺も優里が好きだと、言いたかっただけなんだ。
Side:定森風吹
バイクの爆音を響かせながら学校の前に現れたのは、特攻服を着た最強の暴走族、神龍。
優里はやつらに駆け寄って、総長のバイクに乗った。
「優里!」
俺の声は優里に届かず、神龍は俺に敵対心を向けて去って行った。
“最強の不良”を迎えに来たのが神龍。
それは、“両者は犬猿の仲”という噂を否定する事実。
でも、噂が間違っていたことなんてどうでもいい。
その日以来、学校に姿を現さなくなった優里の居場所を、唯一知っている可能性があるのが、神龍の総長。
そのこと以外は、全部どうでもよかった。
もう一度、優里と話さないと。
俺は、もう姿を偽らなくていいと……俺も優里が好きだと、言いたかっただけなんだ。