【短】最強のあたしが3番目に強い男に恋をした
「わぁ、そうなんですか? 嬉しいです!」




な、生朝音ちゃんが目の前にいる……!!

可愛い!!


えっ、風吹の妹って朝音ちゃんだったのか!?

なんだこの凄まじい兄妹は!?

あたしは定森家に心奪われる運命なのか!?




「えへへ……わたしの歌が、お兄ちゃんと優里さんを出逢わせたんだ……!」


「あぁ……ありがとう、朝音」




風吹はテーブルを挟んで腕を伸ばし、朝音ちゃんの頭をぽんぽん撫でる。

朝音ちゃんが、それに嬉しそうな顔をしているのがまた最高に尊かった。




「優里さん、お兄ちゃんをよろしくお願いしますね。アイドルの身内に不良がいるのはダメだからって、わたし、お兄ちゃんと滅多に会えなくて」


「お、おう……! じゃなくて、うん!!」
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