Rebuild ~SEな元カレは彼女との空白の5年間をとり戻したい~
浅間さんの表情が硬くなる。
「わ、私は、ただ神流さんのことを尊敬してて、それでどうにか力になりたいって思って父に伝えただけなんです。それが当日お見合いなんてことになってて私も驚きました」
「そうだったのですか」
お見合いする件は、それより前に浅間さんから聞いたような気がするが……。
水原もそれを知っているので隣で首を捻っている。
神流さんは小さく微笑んだ。
それにほっとしたのか浅間さんは意外なことを言った。
「神流さんが戻ってきてくださらないなら、私、KANNAクリエイトで神流さんを支えたいとも思っているんです。私、前よりずっと受注もとれるようになったんですよ。きっと神流さんの役に立ちます」
「それはプライベートな感情を仕事に持ち込もうとしているわけではないですよね?」
少し否定的な雰囲気のする神流さんの言い方に、浅間さんは慌てて返した。
「わ、私はプライベートを仕事には一切持ち込みません!」
「ならよかった。では、ご紹介しておきます」
「わ、私は、ただ神流さんのことを尊敬してて、それでどうにか力になりたいって思って父に伝えただけなんです。それが当日お見合いなんてことになってて私も驚きました」
「そうだったのですか」
お見合いする件は、それより前に浅間さんから聞いたような気がするが……。
水原もそれを知っているので隣で首を捻っている。
神流さんは小さく微笑んだ。
それにほっとしたのか浅間さんは意外なことを言った。
「神流さんが戻ってきてくださらないなら、私、KANNAクリエイトで神流さんを支えたいとも思っているんです。私、前よりずっと受注もとれるようになったんですよ。きっと神流さんの役に立ちます」
「それはプライベートな感情を仕事に持ち込もうとしているわけではないですよね?」
少し否定的な雰囲気のする神流さんの言い方に、浅間さんは慌てて返した。
「わ、私はプライベートを仕事には一切持ち込みません!」
「ならよかった。では、ご紹介しておきます」