スウィ−トキャラメル



「みりあ」


「何?」


「今日帰れないかわりにさ、ちゅうして」


「はぁッッ??なっなんで」


「いいじゃん、ダメ?」


うッッ…


なんでそんな目で見るの。


可知って


可知って………



カッコイイ……




「そんなの出来ないってば!ってか昨日したじゃん」


「昨日しても今日の分が必要なの!」


「訳わかんない!


ってかここ廊下だよ?」



「大丈夫。誰も通ってないじゃん」


ここは人があまり通らない薄暗い廊下。


密会みたい。



「してくれないの?」


そんなカッコイイ顔近ずけないで〜!


あたしの顔を覗き込んでくる可知にドキドキするあたし。



「………できないって」



「みりあ、俺の事好きじゃないの?」



んも〜!!



「可知からなら……いいよ…?」



あたしからなんて絶対にできないんだもん!



「仕方ないな〜今度はみりあからしてもらうからな!!」



「えぇ?!んッッ…」


あたしは唇を塞がれた。


可知に頭の後ろを手で押さえられている。




今日も、


優しい


優しい


キス。












可知の唇がそっと離れた。





「可知……好きだよ」



「……ありがと」













キスあたしからできなかったから、思い位伝えなきゃって思ったんだ。












今度はあたしから出来るよう



頑張るね?




だから待ってて。








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