スウィ−トキャラメル






「あれ…誰も来てない」



あたし早く来過ぎた?



腕時計を見る。


待ち合わせは、9時。


だけどまだ今は8時半。






……ま、いっか。




待ってるのってなんか好き。



みんなどんな格好してくるんだろう?



可知は…



どんなだろう?





格好よさそうだよね。












ドキドキしてきたッッ。





鏡でお顔チェック!!




あ〜眉毛一本余計なとこに生えてる!




気になる〜!


ってか抜きたい!

あ〜眉毛抜き持ってきてないよお!



手じゃ抜けない…


うぬぬ……


「みりあ」



鏡ごしに可知が写った。



「かかか可知!」


あたしは慌てて鏡を隠した。



「おはよ。何してるの?」


「え?なんでもないよ」




やだ〜。

眉毛抜いてる所見られてないかな?

恥ずかしい〜!




「みりあ早いね。そんなに楽しみだった?」



「え、早く来過ぎちゃっただけだよ。」


ホントは楽しみすぎて、早く来ちゃっただけなんだけどね。



「みりあは素直じゃないな〜」



「素直だよッッ」


う…可知には見透かされてる?



「みりあそおいう格好するんだな〜」


ジーっとあたしの格好を見る可知。



恥ずかしいッッ!






ってか…




可知格好良くない…?


私服初めて見た…



チェックのパーカー羽織って、中にロンT。

ジーパンなんてさらっと着こなしちゃってるし…









格好良すぎ…












あたし可知に


釣り合ってる…?




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