スウィ−トキャラメル



あたしは暗い道路を一人で歩いている。







可知−…



すごく怒ってたな…




当たり前だよね。













好きだから結婚したいって気持ちは当たり前な事なのかな?


好きだけど結婚ってまだ考えられないあたしっておかしいのかな…?













可知が好き。


大好き。





気持ちは毎日、毎日増えていくばかり…




できれば将来は可知と…って考えてるよ。



だけど…



まだ早いよね…?













も〜


どおしたらいいの…?













思わず涙がこぼれた。












「ねぇねぇ」


誰かに声かけられた。




可知?来てくれたの?









期待の気持ちで振り返ると…












誰…?





酔っ払いのスーツ姿のおやじだった。




「何泣いてるの〜?おじしゃんと楽しい事しなぁい?」









気持ち悪い…




とりあえず無視して、歩き出そうとした。




ガシッ




…?!



右手がおやじに捕まっている。



「ちょっと…離してください!」



嫌だ…


気持ち悪い!!













可知…

















助けてッッ…















< 132 / 137 >

この作品をシェア

pagetop