スウィ−トキャラメル
幸誠side
やっとの思いで、告白したのに−…
こいつ信じようとしない。
そりゃ今までからかってきたから信じられないかもだけど………
俺がどんな思いで告白したと思ってるんだよ!
「ちょっと!……離して」
「嫌」
「何でこんなことするの?」
ちょっと怒って言う藤井。
そんな姿が………
可愛い。
本当こいつ、ちっちいな。
「好きだからだよ」
いつまで疑ってるんだよ。
「可知っていつもあたしの事、からかってばっかりじゃない!
急にそんなこと言われても−…
信じられないよ……」
下を向いて、藤井が言った。
「どおやったら信じるの?」
「どおやったらって−…」
俺はゆっくり藤井の顔に近づいた。
そしてゆっくり−…
藤井の唇にキスをした。