スウィ−トキャラメル
「可知おはよッッ」
あたしは可知に満面の笑顔を向けて、挨拶した。
無視されるかな…?
「………………おはよ」
聞こえるか、聞こえないか位の声で可知は言った。
「今日、寒いねぇ」
「お前寒がりすぎだろ?」
フッと微笑んで可知が言った。
笑った…
笑ってくれた……
どおしよう!めっちゃ嬉しいよ〜!
さっきまで緊張で顔の筋肉が強張っていたのに、自然に緩む。
あたしきっと、今顔赤い……
「じゃあまた後でね?」
「…了解」
とりあえず呼び出しはオッケーだ!
なんて言おうなぁ。
あたし今、素直になれてた気がする。
ホントの気持ち言えるって…
嬉しいね。